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2013年に厚生労働省が行った調査では、うつ病の有病率は6.7%であり、15人に1人が生涯に1度はうつ病にかかる可能性があると報告されています。

うつ病の患者さんは年々増加していて、2008年にはうつ病と双極性障害(躁うつ病)とあわせて100万人以上になったといわれています。

現在では、さらに多くの方がうつ病や双極性障害(躁うつ病)などのメンタル疾患に苦しんでいると思われます。

僕はうつ病が何度も再発していて、すごく重いうつ状態と寛解を繰り返しています。

そして、うつの状態が悪化してしまうと身体的にも強い倦怠感に襲われ、精神的にもまったく何もやる気がしないという状態になってしまいます。

そして個人的な経験からすると、うつの状態が最悪の時は、ひたすら休養に専念することしかできません。

1日中ベッドの上に横になって、何も生産的な活動ができません。

マイナス思考でしかものを考えられなくなるので、行動する気力が出てこないのです。

朝から晩まで1日中ベッドの上に横になっていると、貴重な時間をすごく無駄にしているような気がします。

はたから見ていると単に怠けているだけのように見えますが、寝たきりになっている当人は、肉体的にも精神的にも、とてもつらい状態になっているのです。

これは、実際に自分自身でうつ病というものを経験しなければわからないものだと思います。

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うつ病の状態には、様々な段階がある

一口にうつ病といっても、すごく重いうつ状態から、軽いうつ状態まで、様々な段階があります。

僕の個人的な経験からも、実際にうつが重症な時には、休養に専念することが大切だと思います。

社会人の場合は、できるだけ早く回復して仕事に復帰したい、学生さんの場合は、早く回復して学校に戻りたいと、気持ちがとても焦ると思います。

焦る気持ちはわかるのですが、まずはうつの状態を改善させることが先なのかなと思います。

ある程度うつの状態が改善してくるまでは、焦る気持ちを抑えつつ、休養することに専念するのが賢明です。

そして、うつの状態が改善してきたら、少しづつ行動していくことが大切になってきます。

毎日ちょっとずつでも散歩してみたり、本を1ページだけでも読んでみるなど。

個人的な経験からは、うつ病というのは、抗うつ薬を服用してベッドに寝ているだけでは、症状は改善してこないという場合が多かったです。

ある程度、症状が改善してきたら、少しづつで良いので行動していき、そして徐々にその行動量を増やしていくことが、社会復帰への第一歩になります。

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うつ病を改善させるには、生活療法が大切

うつ病を改善させる為には、生活療法が大切だといわれています。

生活療法とは、朝早く起きて散歩したり、本を読んだり勉強をしたりして、普通の日常生活に近づけていくことをいいます。

そして、うつ病の改善には、散歩する事がとても良いといわれます。

しかし、うつ病の回復状態から、いきなり30分も1時間も散歩することは難しいです。

なので、5分で良いので散歩してみる。

それだけでもグッタリと疲れてしまうかもしれません。

けれども毎日ちょっとずつでも良いので、散歩する時間を増やしていくことで、段々とうつの状態が改善していきます。

うつ病のような精神疾患が治る場合には、翌日朝起きたら完治しているというような、0か100かみたいな感じではありません。

うつ状態の回復というのは、少しずつ少しずつ良くなっていくという感じです。

毎日ちょっとずつリハビリを継続して、徐々に状態が良くなっていきます。

うつの状態がひどい時は、ベッドから起き上がって、立っているだけでもとても辛いと思いますが、ここが頑張りどころと思って、毎日少しづつ、行動量と行動時間を増やしていくことが、うつ病を改善させるコツなのだと思います。

早起きして散歩するのが効果的

結論をいうと、うつの状態が重い場合は休養に専念する。

そして、うつの状態が改善してきたら、少しづつで良いので行動量と行動時間を増やしていくことが大切になってきます。

特にうつの改善に効果的なのは、生活療法の中でも体を動かす運動療法です。

一般的には、早起きして散歩するというのが、うつ病の改善にはとても効果があるといわれています。

しかし、うつ病になると特に午前中に症状がひどい場合が多いので、実はこれがなかなか困難だと思います。

早起きするのが困難である場合は、まずは比較的症状が軽くなる午後から散歩してみるのも良いでしょう。

うつ病を改善させるのは、きちんとメンタルクリニックに通院して抗うつ薬などを服用することも大切ですが、早寝早起きして生活リズムを整えたり、散歩などの運動療法も並行して行っていくことがさらに効果的です。

自分のうつの調子に合わせながら、できることを徐々にやっていきましょう。

うつ病の状態が最悪の時には、絶望感に襲われ、もう復活することはできないと思ってしまうかもしれません。

しかし、このように考えてしまうのはうつ病の症状の一つであるマイナス思考がそうさせているので、うつの状態が回復してくると、このようなマイナス思考も自然と弱まっていくと思います。

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うつ病や統合失調症、双極性障害(躁うつ病)などの精神疾患を抱えている人の特徴として「先のことばかり考えてしまう」という事があると思います。

かく言う、うつ病治療中の僕も、そのような考え方の癖があります。

そもそも鬱状態になっていると、常に物事を否定的に考えるようになるので、先のことを考えても頭の中は不安や心配でいっぱいになってしまいます。

頭の中が不安や心配でいっぱいになると、とてもエネルギーを消耗するので、いつまで経っても、うつ病が改善しないという負のスパイラルに陥ってしまいます。

僕も調子が悪い時に、ベッドに横になっていても常にネガティブな事ばかり考えてしまい、全然心がやすらがないという事が多いです。

では、この負のスパイラルから抜け出すには、どうすれば良いのでしょうか?

それは、「先のことばかり考えずに、今できることに集中する」という事が重要になってきます。

考えてばかりいないで、今できる事をできる範囲でやっていくしかないのです。

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うつ病の人は先のことばかり考えてしまう

うつ病などの精神疾患を抱えている人の特徴として「先のことばかり考えてしまう」という事があります。

例えば、うつ病を治療中の方であれば、「このままずっと、うつ病が治らなかっったらどうしよう」というような事を考えてしまいます。

しかし、いくら考えてみたところで、うつ病が治るかどうかという事は誰にもわかりません。

しかも、鬱の状態でそのような事を考えても、うつ病特有のネガティブ思考でマイナスの方向に考えてしまいます。

つまり、「きっと自分のうつ病は治らずに、もっと悲惨な状況になる」という風に考えがちです。

そのような思考によって、心は不安や心配でいっぱいになり、ただでさえ下がっているエネルギーがどんどん奪われていきます。

このように事をしていては、いつまで経っても鬱は治らないでしょう。

なので、うつ病などの精神疾患を抱えている方は、先のこと、将来のことを考えずに、今できる事をしっかりやっていくことが大切です。

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大切なのは、規則正しい生活・睡眠・運動

では、今できる事とはいったい何なのでしょうか?

例えば「うつ病を治したい!」と考えているのであれば、現在の状況を少しでも良くする為には、今何をするべきかを考えるという事です。

うつ病や統合失調症、双極性障害(躁うつ病)などの精神疾患を改善させる為に大切な事は、規則正しい生活・睡眠・運動といわれます。

もちろん精神科や心療内科に通院して、抗うつ薬などを処方してもらうことも重要です。

しかし薬物療法は、あくまでも対症療法なので、症状を押さえているだけでしかありません。

抗うつ薬を飲んで、1日中寝ていても、なかなか精神疾患は改善しないのではないでしょうか?

なので、うつ病を改善させる為には、規則正しい生活・睡眠・運動について、今できる事をしっかりやっていくことが大切なのです。

規則正しい生活を送るために、大切なのは早寝早起き。

うつ病がなかなか改善しないという方は、夜ふかしをして次の日は昼過ぎまで寝ているというパターンが多いのではないでしょうか?

これを少しでもいいので、早寝早起きできるように行動を改善させていく。

早寝早起きをするためには、どうしたら良いのか?

夜ふかししない為に、夜はテレビを見るのをやめたり、ゲームをするのをやめる。

朝は7時に起きて、5分でもいいので外に出て散歩するようにするなど。

今の生活で、精神疾患がなかなか改善しないのであれば、生活習慣を少しずつ変えていくことにチャレンジするのがいいかもしれません。

先のことばかり考えずに、5分でいいので歩く

また、うつ病の改善には、良質な睡眠が必須といわれています。

では、良質な睡眠を取るためには、どうしたらいいのかを考える。

例えばブックオフなどで睡眠に関する本を購入して、睡眠に良いという習慣を実践してみるのもいいでしょう。

そして、運動。

最近では、適度な運動は、薬物療法と同等、いやそれ以上の効果があるといわれています。

うつ病の症状が辛い時は、何もやる気がおきないので、「運動するなんてとんでもない!」と思うかもしれません。

しかし、とても大変だとは思いますが、何とかベッドから起き上がり、5分でも良いので歩いてみるという事をやっていく。

この5分だけでも歩いてみるという事が、今できる事をしっかりやっていくという事なのです。

将来の事を考えてばかりいても、悲観して絶望してしまうだけなので、今できる事をやっていく。

うつ病に関していくら考えていても治らないので、ちょっとずつで良いので今できることをやっていく。

今の自分にできる最善の事をやっていれば、それ以上の事はできないので後悔することはないでしょう。

今回はうつ病の人の考え方の癖について、個人的に思うことを書いてみました。

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  • うつ病

うつ病の症状が悪化すると、考え方がネガティブになり、常に否定的な事ばかり考えてしまいます。

失敗したらどうしよう、病気がこのまま治らないのではないか、将来どうなってしまうんだろうというような思考に頭が支配されてしまいます。

僕もうつの症状が出てくると、頭の中は常にネガティブ、発する言葉も常にネガティブになってしまいます。

ほとんどのうつ病の患者さんは、同じような状態なのではないかと思います。

これは、ネガティブ思考というのは、うつ病の症状の1つだからです。

逆にいうと、うつ病が治ってくれば、ネガティブ思考もおさまってくるのです。

僕の個人的な体験からも、うつの状態がひどいときは、ネガティブ思考も強いです。

けれども、うつ病の症状が良くなってくると同時に、徐々にポジティブ思考になっていきます。

なので、否定的な考え方をしてしまうのは病気のせいだと考え、うつ病を治していくことを考える事が大切になってきます。

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薬物療法と生活療法でうつ病の再発防止

うつ病の症状を良くしていく為には、まずは精神科や心療内科に通院して、きちんと服薬をする。

いわゆる薬物療法が大切だといわれています。

しかし、薬物療法は1次的に症状を抑えるだけの対症療法なので、あわせて生活療法も行うことが大切です。

生活療法とは、具体的には、早寝早起きをする、睡眠をきちんととる、運動をするなどです。

今までの病気になりやすい生活態度を改めて、規則正しい生活をおくるようにするという事です。

生活療法は、対症療法に対して根治療法ともいわれます。

うつ病などのメンタル疾患は、薬物療法だけでも改善する場合はあります。

けれども、生活療法をあわせて行うことで、早く治ったり、再発防止になったりします。

このように、薬物療法と生活療法を併用することで、うつ病の症状は、より早く改善していきます。

うつ病の症状が良くなってくると、物の考え方も前向きになり、ネガティブ思考をすることも減ってきます。

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うつ病の治療には認知行動療法が効果的

ネガティブ思考はうつ病の症状なので、うつの状態が良くなってくると、だんだんと否定的な考えはなくなっていきます。

しかし、うつの状態が良くなっているのに、否定的な考え方がおさまらないという場合もあります。

否定的な考え方を放置してしまうと、うつ病再発のおそれがあるので、そのような場合には「認知行動療法」が有効といわれています。

認知行動療法とは、認知(=考え方の癖)を修正して、行動をより良いものに直していく療法です。

認知行動療法を行うことで、うつ病などの精神疾患の再発防止にかなり効果があるといわれています。

僕もそうなのですが、うつ病になってしまう人には、独特の考え方のクセがあるように思います。

ちょっとしたストレスやショックに弱く、いつまでもクヨクヨと考えてしまったり…。

また、何かあった時に、常にネガティブに考えてしまうマイナス思考だったり…。

僕は、特に人間関係で何か失敗してしまった場合、いつまでもクヨクヨ、ネチネチと考えてしまう事が多いです。

そして、ある現象がおこった時に、自分にとってマイナスに考えてしまう事も多いです。

このような考え方の癖を持っているとうつ病などの精神疾患になりやすいのかもしれません。

認知行動療法の具体例

認知行動療法とは、物事をどうとらえるかという認知のあり方が、気分にも作用するという点を踏まえた療法です。

具体的な例としては、会社の同僚を食事に誘って断られた場合。

うつ病になりやすい人の考え方は、「きっと自分の事を嫌いに違いない」と捉えます。

このようにネガティブな方向に深読みするような思考パターンをしてしまいます。

うつ病になりやすい僕の思考パターンは、まさしくこのようなマイナスな方向に深読みしてしまう感じです。

しかし、このような思考パターンを「忙しいだけだな」とあっさりとした方向に変えていくことが認知行動療法です。

また職場で、同僚の人がムスッとした表情をしていると、自分に対して何か不満があるのではないかと考えてしまいます。

実際には、ただ別件で機嫌が悪いだけなのかもしれないのに、自分が悪いのではないかと考えてしまう。

うつ病になりやすい思考パターンとしては、何でも自分を責めてしまうというものもあります。

常に自分に責任があるのではないかと考えてしまうんですね。

他にも、職場でこちらが挨拶をしても返事がかえってこなかったりすると、何か自分が気にさわる事をしてしまったのではないかと考えてしまう。

実際には、声が小さくて挨拶が聞こえなかっただけなのかもしれなかったり、何か考え事をしていただけかもしれないのにです。

最近では、このように挨拶をして返答がなかったとしても、自分が嫌われているんではないかと考えるのではなく、気が付かなかっただけかもしれないと、考え方のクセを前向きにするようにしています。

そして、普段の会話でもあまり深読みすることをせずに、プラス思考でいこうと思っています。

普段から1つ1つ、考え方のクセを見つめることで、うつ病を改善させていきたいものです。

認知行動療法とは、このように、考え方を前向きに変えていくことで、病気になりにくい体質に改善していこうとする精神療法です。

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